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ジャイアントパンダ保護区

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世界遺産登録年:2006年
遺産のタイプ:自然遺産
四川省ジャイアントパンダ保護区の総面積は約9240平方kmに渡り、4市州12県にまたがった広い地域である。
その中、中国最大の自然保護区「臥龍自然保護区」があり、保護区内には標高5000m以上の高山や大小の絶壁があるが、 標高 2100~3600mあたりがパンダが好んで食べる植物、竹の成長に適しているので、パンダの生息地になっている。
最高点の四姑娘山は標高6250mで、 氷河に覆われている。またこの保護区にはパンダ以外の多くの野生動物が生息する。
臥龍自然保護区」には最先端の研究を行っている「臥龍ジャイアントパンダ保護研究センター」がある。1983年に解説された世界唯一のパンダ研究センターであり研究所内ではパンダの保護・繁殖が行われており現在も120頭のパンダが飼育されている。失敗続きだった繁殖も2006年には最多の19頭が生まれ、2006年からは人工繁殖したパンダを自然に放すことも研究の重点におかれている。人工繁殖で生まれた5歳のオス、祥祥(シャンシャン)が野生化の訓練を受けた後、森に放されたが、けがを負うなどして現在治療中ですが、回復後は再び森に戻される予定。目標は、2015年までに5頭のパンダを野生に返すこと。
訪れる観光客にとっての研究所内一番の見ものは生後2、3か月の子パンダが遊んでいる姿を観察でき、パンダに直接触れ合えること。かわいいパンダに触り、一緒に記念写真を撮り、研究所を訪れることによって自然保護の意識を身近に感じ、また豊かな大自然も楽しむ事ができる。
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