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成都ジャイアントパンダ繁育研究基地観光

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成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に喜ばしいニュースが 2 つ舞い込みました。
 1 つ目のニュースは、 15 歳になったメスのパンダ「嬌子」(ジャオズ)が、当基地で今年初となるパンダの赤ちゃんを産んだことです。さらに、以前の子育てを放棄するスタイルから一変し、母親として立派に子育てをしています。 2 つ目は、「奇縁」(チーユエン)の発情がピークに達し、基地のスタッフにより人工授精が行われました。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のスタッフは、一方ではパンダの出産を見守り、もう一方では人工授精に取り組んだりと大忙しでしたが、その表情は喜びに満ちている様子でした。
 「嬌子」は、 1995 年、母親「氷氷」(ビンビン)と父親「林楠」(リンナン)の間に生まれました。これまでに 5 回の出産を経験し、計 7 頭の子供を産み、そのうちの 4 頭が元気に育っています。
 今年 3 月、スタッフは「嬌子」に自由恋愛の場を設けましたが失敗に終わってしまい、基地のスタッフが「嬌子」に人工授精を行いました。「嬌子」は今年の 6 月 20 日から、妊娠したメスのパンダに見られる食欲不振現象が現れ始めましたが、その間にも少量のパンダ団子や竹を採食することもありました。
 7 月 15 日午後 6 時 57 分、「嬌子」に破水が見られ、同日午後 7 時 57 分、無事に 108 gのオスの赤ちゃんを出産しました。これは、 2001 年の初めての出産以来、 6 度目の出産に成功したことになります。
 基地のスタッフによると、何度も出産を経験している「嬌子」ですが、以前は赤ちゃんを産んでも子育てを放棄していました。「嬌子」は、赤ちゃんをうまく抱っこすることができませんでした。母親の懐から地面に落ちた赤ちゃんは、けたたましい声で鳴くことしかできません。また、ある時は、赤ちゃんを産んだ「嬌子」が、その鳴き声に驚いて飛び上がり、獣舎の檻に飛びついたまま動けなくなってしまったこともありました。こうして、何年にもわたり、基地のスタッフや他のメスのパンダが代理母となって「嬌子」の赤ちゃんを育ててきましたが、スタッフは子育てをしない「嬌子」に頭を痛めていました。そこで、基地のスタッフは、赤ちゃんパンダの鳴き声の録音を聞かせて育児を促そうとしたり、本物の赤ちゃんパンダそっくりのぬいぐるみを作り、「嬌子」に正しい赤ちゃんの抱っこの仕方、授乳の仕方を教えたりと様々な方法を考え、「嬌子」の母性を呼び起こし、育児本能を掻き立てようと奮闘してきました。数年の訓練を受けた「嬌子」は、その成果が実り、見事「育児放棄ママ」から「立派な子育てママ」へと変貌を遂げたのです。
 また、同日、パンダの「奇縁」の発情がピークに達し、基地の専門家により 2 度の人工授精が行われました。これで、今年度の基地におけるパンダの発情・交配の全任務を終了したことになります。飼育下におけるジャイアントパンダは、一般的に春に発情・交配をへて、秋に出産を迎えます。しかし中には、春に恋愛に興味を示さず、太陽がかんかんに照りつける夏の到来を待って、やっと恋の相手を探し始めるパンダも稀にいます。

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