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成都パンダ繁殖研究基地/成都大熊猫繁育研究基地

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成都パンダ繁殖研究基地/成都大熊猫繁育研究基地


絶滅危惧種のパンダは中国しかない動物として、主に四川省陝西省甘粛省の6大山系に分布しています。全部2千頭にもなっていないパンダは「国際絶滅動植物種国際貿易公約」に「絶滅種」とされ、中国の「野生動物法」にも「特級保護動物」として保護されているのです。このような高い研究価値と観賞価値を持つパンダは中国で「国宝」とされていると同時に、世界各国の人たちにも喜ばれています。友好大使として何回も海外へ行ったことがあるパンダは世界で高い知名度と影響力があります。
成都は昔からパンダとは不思議な縁がありました。化石を見れば、4000年前からすでに野生パンダが生きていたことが分かります。中国の地図を見れば分かるように、北の秦嶺から、岷山、邛崃(チョンライ)、大相嶺、小相嶺と涼山からなる6大山系は廊下のような形になっていて、成都はちょうどこの廊下の真ん中に当たっています。世界で生物多様性の豊富なホットスポットが34個あり、この中の一つとしての成都には絶滅動物は73種、植物は2000種あまりあるほか、所属の都江堰、彭州、崇州と大邑(ターイー)を含める地域には1500平方キロぐらいのパンダ生息地があり、4つのパンダ国立自然保護区には約50頭の野生パンダが生きています。1953年1月17日に、都江堰の玉堂鎮で発見された一頭の野生パンダが、成都成都斧头山動物園、即ち現在の成都ジャイアント繁殖研究基地の前身)まで運送され、建国来保護されたこの初の野生パンダがわが国のパンダ保護の道を開いてくれました。世界でパンダの生息地に一番近く(市内の中心地からパンダ生息地まではわずか70キロしかない)、海抜の落差が最大(350メードルから5600メードルまで)でありながら、世界で人工飼育と野生のパンダの両方も揃っている唯一の特大都市の成都は、パンダの本当の故郷とも言えるでしょう。
この絶滅危惧種のパンダを保護するために、住建部(元の建設部)、林業局(元の林業部)などの管理部門及び中国動物協会、中国野生動物保護協会などの保護組合の支持と指導のもとに、成都市人民政府は1987年3月に元の成都動物園のパンダ保護の基礎の上に、中国ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下はパンダ基地と略称する)を設立しました。このパンダ基地を設立した宗旨は、成都の地理優勢と多年来の成都動物園のパンダ保護、人工飼育とパンダ研究の技術と人材優勢を生かし、パンダの生息地外保護を行い、パンダの人工繁殖を通しパンダの種の数量をある程度まで増加したら、パンダの野生化訓練をし始め、また野生化されたパンダを通し、野生パンダの種を補充し壮大するのであります。
中国、四川省及び成都市など各級のリータの支持のもとに、この二十年来、パンダ基地は既に中国政府のパンダなどの絶滅野生動物の生息地外保護プロジェクトの主な研究基地の一つとなり、中国乃至世界でパンダ繁殖の科学研究、保護教育、教育観光、パンダ文化建設を一体化にしている有名な研究機構の一つとなっています。
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